このたび、月刊誌で俳優の萩原流行さんに取材を受けました。 今回その記事の一部をご紹介いたします。 |
信頼関係を深め、よろず相談所として真価を発揮したい
【萩原】早速ですが、まずは税理士になられたきっかけからお聞かせ頂けますか。 【坂本】 私は大学卒業後、住宅メーカーに入社し営業マンとして土地の分譲や建物の請負、土地の有効活用など不動産に関する業務をすべて経験させて頂きましたが、その中でも最もやり甲斐を覚えたのが土地有効活用でした。 【萩原】 税理士の国家試験は超難関ですので、勇気の要る決断だったとも言えますね。 【坂本】 家内にも「二年くらい暮らせる貯金があるから頑張って」とエールをもらい、簿記専門学校に通学する生活が始まりました。そして縁あって簿記学校の担任講師に勧められて、受験科目の一つである財務諸表論の講師を六年間務めました。講師を経験したことで会計を通じて世の中を見る術を得たり、相手に分かりやすく説明することの大切さを体感できたことに加え、大勢の税理士仲間を得たことも私の貴重な財産になっています。 【萩原】 四十年の歴史がおありだとクラインアントも多いでしょうね。 【坂本】 恵まれたスタートを切ることができたことに感謝しています。創立四十数年というお得意様も数社あり、義父とお客様との長い信頼関係に傷をつけてはならないという思いが常に念頭にあります。また、新しいお客様としましては、より良いサービスや話しやすい税理士を求めてホームページをご覧になってお声を掛けて下さる方が多いですね。一度お目に掛かるとほとんどお話がまとまります。 【萩原】 坂本氏の明るく話しやすいお人柄が相手の方の心を開かせる要因になるのでしょう。お客様はどういった業種の方が多いのでしょうか。 【坂本】 得意分野を作るようにとのアドバイスも頂きますが、相続のご相談が多いこともあって業種には特にこだわりはなく、幅広くオールマイティーにやらせて頂いています。ただ、家内の母がお寺の家系で義父に税務をみてほしいとの依頼があったのを機に宗教法人からのご依頼が増え、旧ホームページでも簡単に記載しただけで全国から問い合わせがありました。そこで、私も義父から引き継いだ宗教法人に関するノウハウ 【萩原】 お寺にはどんぶり勘定的なイメージがありますが、ホームページを拝見して税金に関する詳しい説明を始め、収益事業や住職と檀家の関係性など丁寧に分かりやすくまとめておられることに感心しました。 【坂本】 宗教法人を専門に手掛けている事務所は全国的にも少ないようでして、今後も多くのお寺の経営をトータルにサポートし、お役に立てればと思っています。 【萩原】 お客様のエリアとしましては。 【坂本】 車で移動できる範囲をめどにしていますが、先ほどお話し致しましたように最近では宗教法人に関してはホームページをご覧になった全国の方から問い合わせが寄せられますので、幅広く対応させて頂いております。 【萩原】 では、このお仕事で大切にされているモットーをお聞かせ下さい。 【坂本】 お客様にとって税理士は単なる税金屋ではなく《よろず相談所である》をコンセプトに掲げています。商売はつまるところ経営者次第であり、最終判断は常に自分で行なわなければいけません。それゆえ経営者は孤独であり、時として相談相手が必要です。私どもは社外取締役のような頼りになる相談者として、経営について《一緒に悩み》、《一緒に成長したい》という気持ちが基本にあります。そしてお客様と信頼関係を築き、最善の解決方法をご提案することが税理士の使命だと自覚しています。また、他分野の専門知識が必要な場合は弁護士や司法書士、社会保険労務士など他のエキスパートとのネットワークを活用し、《ワンストップサービス》を提供できる総合経済事務所を目指しています。 【萩原】 最後に今後の抱負をお願いします。 【坂本】 今後ともお客様には大いにお金を儲けて気持ちよく税金を払って頂けるようなアドバイスや提案をさせて頂く所存です。ただし、税理士という仕事には誇りを持ち、やり甲斐を感じていますが、将来的にはそこで得た経験や知識を生かし、税理士という枠に捕らわれない事業を展開したいと思います。 【萩原】 何でも相談できる頼もしい存在として今後も更にご活躍の場を広げて下さい。 |
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